リズムに乗り切れず、小川は予選6番手。チューンされたコンチネンタル GT 650を駆る上田選手がポールポジションを獲得
コンチネンタル GT 650での鉄馬参戦、3年目となる2025年。「鉄馬 with ベータチタニウム 合戦の日」の予選が5月3日(土)にHSR九州のサーキットで行われた。
コンチネンタル GT 650の速さを見せつけた上田選手が優勝。小川は4位「鉄馬 with ベータチタニウム 合戦の日」の決勝レースが5月3日(日)に開催。コンチネンタル GT 650に乗る小川は、マシンの仕様を走行毎に変更しながら決勝に挑む。これまでノートラブルだったが、リプレイス品の電気系にトラブルが発生し、最後まで調整が続いた。
Continental GT 650
鉄馬に参戦するコンチネンタルGT 650は市販車のシルエットをキープしつつ保安部品を外し、更に軽量化と吸排気系の高性能化を実施。またインド本国で行われているコンチネンタル GT カップで使用するバイクと同じフェアリングを装着して、理想的なカフェレーサーへ。
Fairing
本社で設計した、本国で開催しているコンチネンタルGTカップで使用している物と同じカフェレーサー・ハーフ・フェアリング。アンダーカウルとともに優れたエアロダイナミクスを実現する。
Exhaust
クォーター製のチタンマフラーを装着。エキゾーストパイプはバンク角を考慮した取り回しで、手曲げならではの綺麗な曲線を描く。約15kgの軽量化に貢献している。
Triple tree
アエラ製のオフセット可変式トリプルツリー。ノーマルのサイズでも使用できるが、オフセットを2mm減らす(フォークを車体に2mm近づけられる)ことでトレール量を稼げる。また、2.5kgの軽量化を実現し、ハンドリングも向上する
Suspension
リアサスペンションはオーリンズ製に変更することで車高調整の範囲を増やし、フロントフォークはノーマルをベースにスクーデリアオクムラでカートリッジを組み込み、プリロードと伸び側減衰力の調整を可能にする。
Foot pegs
アエラ製のアルミ削り出しステップ。精度の高い作りと、ペダル軸受部分のベアリングにより、タイムラグのない気持ちの良いギヤチェンジを約束。小川が使用するのはレース用プロトタイプ。公道用も製品化されている。
Fuel tank pad
アエラが3Dプリンターで製作したタンクパッドを装着することで、走行中のライダーをホールドし前後方向の動きを抑える。またハンドルの絞り角やペダル位置をピンポイントで決めることができる。
Tyres
最新のレーシングパフォーマンスとコンパウンドを備えたヴィンテージ風レーシングタイヤ、ピレリ製のファントムスポーツコンプRSを装着。